手数料・利益計算

Shopeeの手数料はいくら?
国別早見表と利益計算の方法【2026年版】

「Shopeeは手数料が安い」とよく言われますが、実際に出品してみると、販売手数料のほかに決済手数料・送料・出金手数料がかかり、思ったより手元に残らない——という声は少なくありません。 この記事では、Shopee越境ECで発生する手数料を国別に整理し、「結局いくら残るのか」を具体的な計算例つきで解説します。

この記事の前提 手数料率はカテゴリー・販売国・時期・キャンペーンによって変わります。本記事の数値は2026年時点で公開されている情報を整理した目安です。実際の出品前には、必ずShopee公式(Seller Education Hub)で最新の料率をご確認ください。

Shopeeの手数料は大きく4種類

Shopeeで日本から越境販売する場合、利益に効いてくる手数料は次の4つに整理できます。出品時点ではかからず、売れたとき・出金したときにかかるのが特徴です。

① 販売手数料(Commission Fee)

商品が売れたときに、販売価格に対してかかる基本の手数料です。最も大きな割合を占め、販売国とカテゴリーによって料率が大きく異なります。後述の早見表のとおり、国によって1桁台〜17%程度まで幅があります。

② 決済手数料(Transaction Fee)

購入者の決済処理にかかる手数料です。多くの国で「商品価格+購入者負担送料」の合計に対して2〜5%程度がかかります。販売手数料とは別に発生する点に注意が必要です。

③ サービス手数料・キャンペーン関連費用

国によっては、無料配送プログラムやコイン施策などに関連したサービス手数料(FSS・CCBなど)が上乗せされます。台湾・フィリピン・ベトナムなどで設定されており、これも実質的なコストになります。

④ Payoneer出金手数料・為替

売上を日本の口座へ受け取る際、Payoneerなどの決済サービスを通すため約2%程度の為替・出金コストがかかります。「売上金額=入金額」ではない点を、利益計算に必ず織り込みましょう。

国別の手数料 早見表(目安)

主要な販売国の販売手数料・決済手数料の目安は次のとおりです。カテゴリーや時期で変動するため、あくまで概算の比較用としてご覧ください。

販売国販売手数料(目安)決済手数料(目安)備考
台湾約 10.75%約 2.50%FSS/CCB等が別途加算される場合あり
シンガポール約 13.75%約 3.00%日本から始めやすい市場
マレーシア約 17.01%約 3.78%販売手数料は高め
フィリピン約 8.46%約 2.24%CCB(約3.36%)等が加わることがある
タイ約 14.71〜16.85%約 3.21%カテゴリーで変動
ベトナム約 13.00%約 4.91%CCB(約2.16%)等が加わることがある
注意 上記に加えて、ほぼ全ての国で送料の自己負担分出金時の約2%がかかります。「販売手数料の数字だけ」で利益を見積もると、実際の手残りと大きくズレます。

計算例:シンガポール向けで「いくら残る」か

実際に手数料を全部入れて計算してみます。条件はシンプルにしています。

  • 販売価格:25 SGD(為替 1 SGD = 120円 → 約3,000円
  • 仕入値:1,000円
  • 重量:500g(実送料 4.98 SGD のうちセラー負担分が発生)
項目金額
売上+3,000円
販売手数料・決済手数料−509円
送料の自己負担分−378円
仕入値−1,000円
最終利益約 1,113円

販売価格3,000円に対して、手元に残るのは約1,100円。売上の3分の1程度が手残りというイメージです。ここからさらに出金時の為替コストが引かれます。「3,000円で売れた=3,000円の儲け」では決してない、という点が最重要ポイントです。

この計算、商品ごとに毎回やっていますか?

Shop Boardは、為替レート・各国の手数料・送料を自動で反映し、原価と利益率を入れるだけで「利益が出る販売価格」を自動計算します。

価格自動計算の機能を見る

手数料を踏まえた価格設定の考え方

利益を守るには、「仕入値に利益を足す」のではなく、手数料と送料を先に引いてから逆算するのが基本です。考え方はシンプルです。

  1. 残したい利益額(または利益率)を決める
  2. 仕入値・送料・各種手数料・出金コストをすべて足す
  3. 合計を「手数料率を引いた後の比率」で割り戻して販売価格を出す

たとえば手数料・送料・出金で合計20%が引かれ、仕入+送料が1,400円、利益1,000円を残したいなら、必要な販売価格は (1,400 + 1,000) ÷ (1 − 0.20) = 3,000円 が目安になります。為替が動くたびにこの計算をやり直す必要があるのが、Shopee運用の地味だが重い作業です。

利益を削る、よくある3つの見落とし

私たちがShop Boardの開発・運用支援の中で見てきた、利益を圧迫しがちな代表的な見落としを挙げます。

1. 為替を「固定」で計算してしまう

為替は日々動きます。出品時のレートで価格を決め、そのまま放置すると、円高に振れたときに気づかないうちに薄利・赤字になります。

2. 送料の自己負担を見ていない

無料配送に対応すると集客力は上がりますが、購入者負担との差額はセラー負担です。重量のある商品ほど利益を削ります。

3. 新規割引の終了後を想定していない

開設直後の割引料率を前提に価格を組むと、通常料率に戻った瞬間に利益が消えます。通常料率での利益を基準に設計しておきましょう。

よくある質問

Shopeeの手数料は全部でどれくらいかかりますか?

販売手数料・決済手数料・(国により)サービス手数料・出金手数料を合わせると、売上に対しておおむね15〜25%程度が目安です。国とカテゴリーで変わるため、必ず最新の公式情報を確認してください。

出品するだけで料金はかかりますか?

かかりません。Shopeeは売れたときにのみ手数料が発生する成果課金型で、出品自体や月額の出店料は基本的に発生しません。

新規セラーは手数料が安くなりますか?

新規ストアには開設から一定期間、販売手数料の割引が適用されることがあります。割引終了後は通常料率に戻るため、その前提で価格を設計しておくと安全です。

手数料・為替・送料の計算を、毎回やめませんか?

Shop Boardなら、各国の手数料と為替を自動反映して「利益が出る価格」を自動算出。注文ごとの利益も可視化できます。1ヶ月無料でお試しいただけます。

Shop Boardを無料で試す